
4月18日、日本武道館にて、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアが合同記者会見を行ない、「東日本大震災復興支援チャリティープロレスALL TOGETHER」を8月27日に同所で開催すると発表した。
この会見には、大会を主催する東京スポーツ新聞社の江幡幸伸社長を始め、新日本の菅林直樹社長、全日本の武藤敬司社長、ノアの田上明社長、IWGPヘビー級王者・棚橋弘至選手、三冠ヘビー級王者・諏訪魔選手、GHCヘビー級王者・杉浦貴選手が出席。
ドリームマッチでプロレス界から元気を発信し、大会の収益金は東日本大震災の被災地へ義援金として寄付される。
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■江幡社長のコメント
「東日本大震災から1ヶ月以上経ちましたが、まだ復興への道筋が見えない現況です。そんな中、被災者の方々は辛く苦しい日々に耐え、戦っておられます。被災者を支援しようと、プロレス団体も個別にチャリティーを行なっておりますが、『より大きな支援の輪にするため、団体の垣根を越えて力を合わせ、ビッグ・チャリティーマッチを行なうべきではないか?』という考えでお声をかけたところ、ちょうど3団体さんもそういう話をされていて。『それでは、東京スポーツと3団体さんが力を合わせて行なおう』ということで、開催の運びとなりました。1979年に弊社は、全日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレスに日本武道館へ集結していただき、当時としては不可能と言われていたジャイアント馬場選手とアントニオ猪木選手のタッグを復活させ、夢のオールスター戦として日本武道館を燃え上がらせました。あれから32年、より大きな支援の輪ということで、プロレスラーの皆様の熱闘とプロレスファンの熱い声援で日本武道館を再び燃え上がらせようと思っております。そして、その熱い闘いと熱い声援を、被災者の方への熱い思いに昇華させて。ここにある大会名のように『ALL TOGETHER』“ひとつになろう”という意味合いを込めまして、このチャリティーマッチの義援金を少しでも多く、被災者の方々へお届けしたい。そういう思いで今回の大会を開催することになりました」
■武藤社長のコメント
「このたび、震災により多くの尊い命が失われたことに、謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。3団体を代表いたしまして、今大会開催の経緯をご説明させていただきます。8月27日、ここ日本武道館にて3団体合同のチャリティーマッチ開催が正式に決まりましたことを、本日発表させていただきます。大会名は『東日本大震災復興支援チャリティープロレス ALL TOGETHER』です。皆さん知ってのとおり、プロレスにはシングルマッチとかタッグマッチ、6メンタッグとかありますけど、6メンタッグマッチは1+1+1が3のチームより、6、9にできるチームが強いわけであって。このたび、この3団体がタッグを組んだ以上、10倍とか30倍にもスケールアップした興行ができればいいと思っております。被災地は復興に向けて頑張っていますが、その中でチームワークが非常に重要だと思います。プロレスは社会の縮図とよく言われる中で、この3団体でチームワークというものが見せられればいいと思っております」
■杉浦選手のコメント
「3団体が協力し合って夢のあるカードを組んで、お客さんをいっぱい呼んで、大会を成功させたいと思っています。そして、その大会の収益を被災地の義援金にして、少しでも役に立てればいいと思っています」
■諏訪魔選手のコメント
「今回の東日本大震災は、ちょうど仙台にいて、バスに乗っているときに自分も震度7というものを経験しました。そして、その後のパニックぶりだとか、そういうものを目の当たりにして、色々考えました。色々考えて、『やっぱ、俺らはプロレスしかできない』『プロレスで勇気を与えるということが使命だ』ということに気付いて。3月21日両国(国技館)大会を全日本プロレスは開催して、被災地の方もそうですし、会場に来てくれたお客さんにも、元気を与えるということができたと思っています。それは、全日本プロレスという団体でメッセージを送るという作業をしたんですが、今度はこのプロレス界という業界から何か皆さんにメッセージというか、元気を与える場というのがあってもいいんじゃないかと、強く思いました。それで、この3団体のチャンピオンが集まって、何かを、メッセージを送らなければいけない。そういう場ができたということは、俺も使命感にかられるというか、燃えてきてます。その日は3団体の垣根なんて取っ払って、素晴らしいものを伝えて行きたいと思います」
■棚橋選手のコメント
「被災地のことはいつも応援しています。今回、こういう形で被災地を応援させてもらうんですけど、応援する側はより元気がないといけないと思いますので、日本全国、日本全体を元気にするようなものにして、被災地にエネルギーを送りたいと思います」
――対戦カードはどのような形になりそうですか?
菅林「カード等はこれからの話なんですけど、だいたい8試合、9試合ぐらいに落ち着くのではないかと思っております」
――8月27日に日本武道館で開催することに決まった経緯は?
江幡「先ほどお話しましたように、32年前の8月26日に『夢のオールスター戦』ということで3団体の垣根を取り払ってビッグマッチを行なったわけです。その8・26の次、明日を、これから被災地の方々に熱い思いを届けていこうということで、8月27日に決定させていただきました。夏は電力事情がどうなるか、まだ不透明なところがありますけど、なんとしてもこの暑い夏に、熱い思い、そして被災地の方々への支援をお届けしたいということで、8月27日にさせていただきました」
――オリジナルグッズの販売は予定していますか?
菅林「3団体のロゴが入った、この大会だけで買えるものを企画しております」
――非常に期待が大きい大会ですが、田上社長の意気込みをお聞かせ下さい。
田上「まず、ファンが期待している試合をなるべく組みたいと思っています。各会社だけの試合だとつまらないですから、対抗戦とかそういうものは提案させていただきたいなと思っています」
――各チャンピオン、希望するカードはありますか?
杉浦「はっきり言って自分の希望というよりも、お客さん、ファンが望むカードをやりたいと思っているので。僕の中ではホントにどんなカードでもいいですね。(2人と)闘ってもいいし、組んでもいいし、ファンが望むカードにしたいと思っています」
諏訪魔「この話を聞いたとき、俺も『じゃあ、どんなカードがベストなのかな?』と色々考えました。当然、プロレスファンからしたら『チャンピオン同士が闘うというのが見たい』というのもわかるんですけど、この状況ですから、俺はチャンピオン同士が組むのがいいと思います。まあ、それは俺の個人的な考えですけど」
棚橋「チャリティーの大会というものも、プロレス界をあげて応援していくという行為も、これから続いて行くことなので。マッチメイクにしても、次に繋がるようなカードを期待します」
【写真:山本正二】